2011年02月10日

ビートルズ&HIP HOP

THE SHELL



高校時代に夜を徹してビートルズを聴いた。
全アルバムを初めて聴いたのだ。
とてもファンタスティックな体験で、
音楽にあれほど夢中になったことはない。
あの夜はラジカセの前に座って、
テープの回る部分だけを何時間も見つめていた。
つまりビートルズの音だけを見つめていたのだ。

現在は音楽を聴いていても何かを考えている。
日常の気になる、もろもろのこと。
頭の中では解決しないことを考えつづけている。
音楽はBGMとなり、
時に考えごとの邪魔となり、
しまいにOFFのスイッチを押す。

なぜあの夜のビートルズのことを思いだしたかと言うと、
海外ドラマ、「フリンジ」を観ていたからだ。
ドラマの内容は、荒唐無稽で、
プロデューサーのJJエイブラハムズの色満載で、
“エイリアス”と“ロスト”を足した感じである。
それほど素晴らしいともいえない作品なのだが、
俺は夢中になっていた。
たぶん現実に直視したくないものからの逃避だったのか。
高校時代のあの夜も同じような感じだった。

俺にとってのビートルズは現実逃避だったわけだ。
実際今ビートルズ狂かというとそうでもない。
あの高校時代の体験により自分はビートルズを
愛していると思いこんでいるが、
アルバムは集めても聴くことはない。

では現在の俺にとっての
現実逃避ではない音楽とはなんなのか?
J HIPHOPである。
余計な考えごとをしながら聴けない音楽だ。
あまりにも自分が知らないジャンルだからか、
初めて音楽に接したときのような喜びを感じている。
通勤途中はロック系の曲にあわせて、
ライムの練習をしているが、
その難しさにラッパー達への尊敬の念が深まる。
これも現実逃避なのかもしれないと自分を疑うが、
HIPHOPは現実に切り込むほどにエッヂのたつ音楽だ。
聴き込んでしまうライムには、
かならず現在の自分のありかたを考えさせる何かがある。
ラッパー達のリアルな日常をライムされたら、
自分のリアルを見つめないわけにはいかないからだ。

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2011年02月09日

音楽は誰のものか。「奇跡のシンフォニー」

奇跡のシンフォニー [DVD]
奇跡のシンフォニー [DVD]

この映画には音楽の天才少年がでてくる。
この天才少年が音楽を作る過程が興味深い。
たぶん音楽を作ることに喜びを感じる人間であれば、
ああ、もしかして俺も天才なのかと感じるかもしれない。
曲を作る人間の内側には曲がある。
それが他人のものからの借りものだろうが、
オリジナル以外の何者でもないものでも同じこと。
耳をすませばどこかからやってくる音楽、
それに対しての返答として曲をつくるのだ。
ひとは曲をつくるときには誰しも天才と言える。
自分が天才と言えば天才なのだ。

だが本物の天才と自称天才を分けるのは
そこからなのだ。
“音楽の使命”をまっとうできるかどうか。

作るだけで満足しているひともいるかもしれない。
おっかなびっくり身内に聴かせているだけの、
勇気のないひともいるだろう。
でも、それは作り手の事情であり、
音楽の事情ではない。
音楽は生まれたときから、
みんなのものとへ届くという
使命を帯びた芸術なのだ。

この少年ははじめて触る楽器からも、
美しい旋律を導きだす。
その旋律はオーケストラに発展し、
多くの聴き手のものとへと流れていく。
少年にとってはそれこそが重要なのである。
この映画を観て、
天才少年が自分の才能をつかって、
自分の目的を果たす映画だと
とらえる人もいるかもしれない。
そうとらえるとこの映画は小さくなる。
この作品の素晴らしさは、
音楽が人と人とを結びつけることを描いていることだ。

俺もそうだけど、
音楽に救われたことがある人間ならば、
この作品に涙するはずだ。
使われている曲に好き嫌いはあるかもしれない。
ちょっとばかしストーリーのご都合主義に、
そりゃないだろうと思うかもしれない。
だけどそんなことは問題じゃない。

俺の個人的経験で言うならば
音楽は自分をはげまし、
自分の殻に閉じこもるところを、
表にひきづりだしてくれた。
音楽を通し色んなひとに出会った。
結果はどうあれ出会えて良かった。

音楽に救われたひとがたくさんいることを知って、
それは(俺は無宗教だが)、
誰の頭上にも平等にひろがる
空からの光に似ていると思った。
この感覚を言葉にするのは難しい。
ただ言えるのは、
この映画を観終わって、
俺は音楽という存在に
初めて感謝の気持ちをもったのだ。
はっきりと。

August Rush

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2011年02月08日

POPであること「MISS-A』



MISS-Aの「BAD GIRL GOOD GIRL」が最高だ。
これは曲だけでもいいけど、
ビデオで踊る彼女達があってこそである。
人間性を感じさせない彼女達の存在は
俺にとっては宇宙人のようだ。
“人間性を感じない”というのは批判ではない。
切なくもポジティヴに感じるメロディとともに、
目の前にあらわれ消えて行く彼女たちは、
春先に咲き乱れる川沿いの桜並木にも似ている。
手に入れて大切にしまいこむものではなく、
その光景に心を動かされることを楽しむべきもの。
(ちょっと老境の域に入っているが。)
それが俺にとってのポップと言える。

子供(小学生くらい)の頃から
TVから自分好みのメロディが流れると白昼夢状態になった。
蛍光灯の下を飛ぶ戦闘機の映像や、
ホームランを打つ寸前の選手が
ストップモーションになったり、
ポップなメロディは映像を喚起させた。
今もi podを聴きながら歩き、
世界をミュージックビデオ化させるのが好きだ。
そうさせてくれない音楽もあるが、
それは音の勉強として聴くことにしている。
ポップな音楽が流れ、
映像と一体になるとき、
俺の自我はそこにはない。
それが気持ちいいのだ。

俺はポップな人間になりたい。
理屈で他人とコミュニケーションしたくない。
だけど、Rに、
ガリバーはどんなことでも自分の知っている
狭い範囲内に勝手にいれちゃうんだもんな、
というようなことを言われたことがある。
俺がポップな音楽を聴いて涙を流すとき、
それは自我の崩壊を感じているのかもしれない。
ポップな音楽は俺の小さな心に収まらず、
目の前にひろがる広大な世界にむかって伸びていく。

ポップな音楽を好きなのは、
自分がポップではないからなのだ。
俺にとってのポップは俺以上に
はるかに大きなものである。
ずっと手にれたくて、手にいれていないものだ。
ギターで自分でポップな曲を作ったりするが、
それだけでは手にいれたことにはならないのである。

MISS-Aで言えば、
彼女達がポップなのではなく、
MISS-Aとファン達の世界が、
俺にとってのポップなのである。
べつにスターになりたいとかそういうわけではない。
MTVのK-POPのビデオ特集を観ていて、
(いい意味でも悪い意味でも)
アーティストの自我を感じさせるものはなかった。
K-POPはファンのためのビジネスなのだ。
ビデオにしろ音にしろ、
ディティールに対する気づかいがすごいと思った。
素晴らしい仕事ぶりだ。
他人への思いやりを感じる。
俺にはないものだ。

これからの世界は
ますますPOPになっていく気がする。
それはハードSFのように、
自我のかけらもない愛だけがある世界に。

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2011年02月07日

革命的バンド「神聖かまってちゃん」

友だちを殺してまで。

うちでは民放をTVで観ることはない。
スカパー、オンリーである。
したがってNEWSもBBCかCNNになるが、
俺は英語がちっともわからない。
世界で何かが起きていることだけがわかるが、
詳細がわからない。

時々、どの国でも「これは大事件だぞ」と、
ひとつの事件を騒いでいるときがあって、
何が起きたんだ! と気になり、
民放のニュース番組にチャンネルを回す。
どこもそのNEWSはやっていない。
日本は静かである。

世界の大事件も日本にとってはどうでもいいことなのだ。
それよりも近くにいる人間の、
心の中がどうなっているのかが重要で、
近くにいる人間と比べて自分はどうなのかが気になり、
誰がズルをしたか、
誰がヘマをしたか、
誰がうまいことやったか、
表情の読めない血色の良い子供達と、
無言のスーツ姿の年齢不詳のひとたちを映す。
ニュースは終わり、バラエティになって、
貧そな顔した芸能人たちが、
お決まりのボケとツッコミをくり返し、
アハアハ嘘くさく笑っている。
民放を観ていると、
大きな不安は小さくなって、
小さなうらみつらみを考えている自分がいる。

インターネットで、
国と国とが革命を呼びかけあうときに、
日本は関係ない。
日本には日本の革命がある。
それがなんのかはわからない。
わからないけれど革命は起きている。
きっと世界から見れば、
あまりにも個人的すぎる革命なのだ。
それでいい。
俺は自分の中の既成概念が壊れていく爽快感を感じたい。
神聖かまってちゃんを知ったときのように。

日本が平和だからって、
ダラダラ生きていくことが可能なように見えて、
実際そうではない。
の子だってインターネットを介して、
モニターの前のひと達に向かって飛びだしたわけだ。
つねに殺意と悪意の海で溺れそうな世の中で、
ガッツをみせなきゃいけないときがある。
ガッツというか、衝動というか。
小さな箱庭に閉じこもり、
退屈で死にそうなときの脱出方法。
の子は(本人にそんな意図はないかもしれないけれど)、
それを示したと思う。
俺にとっては新鮮な登場だった。
その存在の鮮度を
自分の中で腐らせないようにしたい。
湿気の多いこの日本で。


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2011年02月06日

音のある風景「simi lab」



自分がsimi labの何に惹かれているのかを考えても、
いまひとつこれだと言えるものがない。
ヒップホップだからというのもある。
ロックだったらギターのエッヂーさと、
メロディの良さ、
曲の構造が骸骨みたいで良いとか、
長年ロックを聴いてきた
自分の中の評価基準というものがある。
(そんなものをもっているのが間違っていると思う。)
ヒップホップにはそれがない。
自分がヒップホップの何をわかっているのか?
負い目すら感じる。
何もわかっていないなら、
自分の中の正直な気持ちを探るしかない。

QNのルックスが好きだ。
単なるミーハー的感想だと思われるかもしれないが、
ネットで日本のヒップホップを観ていても、
自分的にはそこが重要だったりする。
ルックスとライムの相乗効果というものは
確かにあると思う。
音だけでもいいけど、
視覚としてとらえてなお分かるということは
あるのではないだろうか。

QNの作るトラックとライムとルックスに、
俺はリアリティを感じた。
それは彼らの暮らしている街の息吹として俺の耳に届き、
風景の写真集を眺める喜びに似た感触だった。

QNの自分のことを語っているであろう言葉にも
なぜか「オレオレ節」の自我を感じることはない。
かと言ってファンタジーや、優しさに逃げるわけではなく、
カテゴライズを強烈に拒む強い意志も感じる。
何者かになるつもりはないが、
透明でいるつもりもない。
彼を通して、彼の友人や、家族、街、
街の騒音、彼の視界に入る世界を教えてくれている感じがする。
俺にそんなこと教える義理もないだろうが、
そう感じるのである。
オレはオレなんだということだろうが、
自分は世界を構築している一部なんだという
客観性がにじみでているのだ。
本人の意図とはちがうかもしれないが。
冷静な感じがするということだ。

QNの音楽を聴いていると、
この世界には
確固たる真実などなにひとつないという、
虚無感に似たものを感じる。
トラック、ライム、QNの声、
すべてが一体となって、
パーティーが終わった寂しい感じにも似て、
それはとても解放的だ。
何も正しくないし、
何も間違っていないのだから、
すべてがどうでもいいと同時に、
すべに真剣に向きあってもいい。
こんな風に感じさせてくれる音楽を俺は探していた。

ウィリアム・バロウズは言った。
「すべては許されている」
老子なら許されていないものがあるから、
許されるものがあると言うかもしれない。
QNの音楽は、
自分のスナップ写真と、
自分の観ている街の写真を、
コラージュしたものを差し出してくる。
俺はそれを見る。
そしてQNに「見るだけかよ」と
つっこまれている気もしてあせったりもする。

と、ここまで書いて思ったのだが、
たぶん俺はQNの音楽にまだ距離をもって
接しているのだろう。
まだ俺の中に語るべき本心を見つけられないでいる。
もう少し聴きこんでまた語りたい。



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2011年02月05日

俺のハードSF「simi lab」

Veggy STEADY GO ! (ベジィ・ステディ・ゴー) 2011年 02月号 [雑誌]
Veggy STEADY GO ! (ベジィ・ステディ・ゴー) 2011年 02月号 [雑誌]

この前に更新したのが2010年の6月だった。
現在は2011年の2月である。
約9ヶ月のあいだに何があったのかというと、
Rは雑誌「Veggy steady go!」で占いの連載を始めた。
(血液型占いです。当たりますよ! 雑誌も面白いですよ。
 みなさんもこの一冊で健康になってください。)
イラストは俺が書いています。

で、世界のロック事情では、
オアシスは完全に終わり、
リアムの新バンドBEADY EYEが生まれた。
ホワイトストライプスも解散したらしい。

俺の周りに大きな変化はないが、
ざわざわと何かが壊れていく気配を感じている。
それは地球の環境のような気もするし、
俺がこれまで思い込んでいた社会の在り方だという気もする。
普段目にする景色が映画のセットの書き割りのようで、
押せばバンッ! と倒れそうだ。
現実感のない毎日がつづいている(今のところ)。
漠然と曖昧で、
不安で、ポジティヴな感じ。
この気分に正確な答えを求めると
嘘を言ってしまいそうになる。
社会にあわせた嘘を。
(お前の言う社会って何? と言われるとこれまた言葉につまる。)

音楽は聴いている。
CDも買った。
(そう言えば渋谷HMVが閉店した。
 行ってなかったけど。)
リトル・バーリーの新作と、
キング・オブ・ザ・ウェーヴス
キング・オブ・ザ・ウェーヴス
MAGDA、
FROM THE FALLEN PAGE
FROM THE FALLEN PAGE
Nellie Mckay、
Home Sweet Mobile Home
Home Sweet Mobile Home
JAMAICA、
ノー・プロブレム 通常盤
ノー・プロブレム 通常盤
などである。
買ってからフェイバリットになっているのはエミネムだ。
リカヴァリー
リカヴァリー
何を言っているのかはわからないが、
言葉の音感が気持ち良い。
ライムスターの「マニフェスト」は日本語グルーヴ感と、
言っている内容にもガツンときた。
ガツンときたのは確かだが、
宇多丸さん、Mummy-Dさん達の大人ぶりについていけない感もある。
マニフェスト(初回限定盤)(DVD付)
ライムスターの言葉は
最近の自分内のざわざわモヤモヤ感に対して、
輪郭がはっきりし過ぎている。
そこで出会ったのがshimi labである。
THE SHELL
THE SHELL
現日本の最高の音楽誌エレキングに教えてもらった。
エレキング復刊が嬉しい。
青山ブックセンターに買いに行き、なくてあせったが、
渋谷のタワーレコードにコーナーが出来ていた。
ele-king vol.1

俺はエレキングに夢中であるが、
それは音楽に対しての情熱というより、
SFに対する興味と似ている。
自分のつかみどころのない生活の中で、
リアルを感じさせてくれるアイテムなのだ。
ふたりジャネット (奇想コレクション)
ふたりジャネット (奇想コレクション)

突然終わりますが次はsimi labについて書きます。
ヒマなときでいいから押してねbanner_02.gif

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2010年06月17日

Sea of Cowards /The Dead Weather



「lemonedさんリクエストありがとうございました。えーと、ではザ・デッド・ウェザーズの、えー、最新作なんですけれども」

「ウェザーズじゃなくて、ウェザーでしょ」


「…。えーと、これは2枚目なんですけれども1枚目と何かすごく大きな変化なんかあるだろうか? 
これ、1枚目ね(とRに昔のrockin,onにJKが載っているページを見せる)」

「この2枚目のアルバムの写真がちっちゃすぎて何が何だか全然わけわかんないよね。rockin,onの写真ももうちょっとでっかくしてくれないと困るよ!」


「ええ、ボクらはRはrockin,onのディスクレビューの写真(文字はティッシュで隠す)を見ながら占ってるんですけれどもね、、。」

「ああ!あのね、えーと、1枚目よりも2枚目のほうが、なんとかホワイトさんて人のカラーに近づいてってるような気がします」


「他のメンバーの色と混ざりあった1枚目と比べると、もうジャック・ホワイトさんのけっこう独断場になってると?!」

「そこまでは言ってないけど、なんとなくその色が強くなってきている気がします」


「うーん、じゃあバンドとしての色は1枚目のほうがあったということか」

「まあ、そうなのかな」




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「音楽的にはどうなの? 単純にさ、ポップになったとかハードになったとか、そういうとこらへんは??」

「なんか、…やばいとこに入っていってるような気がする」


「やばいところ?」

「ああ、自己満足域にだんだん入っていってるような気がする」


「でもジャック・ホワイトが作る自己満足っていうのをみんな聴きたいところもあるんじゃないの。その世界観っていうかさ」

「さあ、そういうのはどうか知らないけど」


「ディープなロックで聴かせるんじゃないの?」

「ふうん」



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「じゃあ、Rがいま言った、その、やばいところに入っていってるっていうのをもうちょっと具体的に教えてもらえないかな。音の感じとかさ、ふまえて」

「なかなか普通の人が噛み砕きにくいところに入っていってるっていうようなこと。身体に通しづらいというか」


「ふーん」

「でもこれこそが、あの、真の音楽なんだっていう、なんていうのかな…、あのー、ちょっと傲慢さが出てきているんじゃないかと」


「はー」


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「2ndにおいて、このバンドならではの特色みたいなものはありますか。」

「うん。それはさっき言ったことは紙一重なところがあって、噛みにくいぶん音が厚いっていうこともたしかにあって、そういうところが、ま、うならせる部分でもあると思います」


「なるほど」


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「最近、Rも僕もキルズが大好きなんで聴きますが」

「え、ガリバーも!」


「いけないかな!」

「いや、そんなことちっとも聞いたことなかったから」


「いや巷ではそういうことになってる。」

「へええ〜〜」


「キルズのボーカルのひとはどんな感じですか、このアルバムで。どんな貢献をこのバンドにもたらしてるんですかね?」

「貢献? そんな昭和初期みたいな質問をされてもね…。一緒に流れてついていってると思うけど」


「はあ。じゃあ、ジャック・ホワイトさんは」

「あ、あの、ジャック・ホワイトさんは、あのー、あまりにも自信満々にやるんで、みんなも、なんか、こう、ちょっと誇らしい気持ちもあると思います。ええ。なんかオレら特別なことしてんだっていう」


「一緒に、」

「はい。なんかロックをさらに進化、新しいところまで切り裂いているんじゃないかっていうような」


「へえ。そういう気持ちで働けるんだったらいいじゃないですかね」

「えええ」




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「ジャック・ホワイトさんは今後、このデッド・ウェザーズの2nd」

「ウェザーズじゃなくて、ウェザー」


「……えー、彼は自分の音楽キャリアにおいて、このアルバムの位置っていうか、そういうのはどういうふうに捉えているのかね?」

「自分の音楽をやってきた中での?」


「やってきた中で。今後、そしてこれまでを含めて」

「あのー、一番先の、布を切り裂くハサミみたいな感じに感じていると思う」


「うーん。じゃあ、けっこう本気度高いですよね」

「うん。でもリスクをかけてもいいからやってるんだと思う」


「といいますと?」

「守りたいものはべつにあるんじゃないのかな」


「ホワイト・ストライプスとか?」

「うん。それがあるから出来るんじゃないのかな」



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「はあん。なんでこのひとはソロっていう形でやらないのかな。これだってドラムでしょ、このバンドでやってるのって」

「へえー、そうなの」


「まあ、曲作りのメインではやってるけども。もちろん」

「材料があって料理するのが楽しいというような感じじゃない?」


「ちょっと意味深だけど。まあ、わかるといえばわかりますよね。なるほど。うん」

「自分がやりたいことをやっている純真さとか本物志向的に見せつつ、わかるひとがわかればいいという感じが漂うアルバムだと思いますね。で、イコールわからないひとはバカだと。そのような傲慢さがちらりと漂うアルバム、という感じだね」


「でも、最近、ひよったアルバムというか、音楽のバンドの姿勢って、あんまりそういう傲慢さとか、感じることがないんで、逆に、なんかさ、すがすがしんじゃないかと思うよ。少なからずとも、ロックなんて傲慢じゃなきゃいけないと思いますよ」

「うん。そうだね」


「コミュケーションの大切さすら、わかっていればね」

「はい」


「はい、じゃ、OK!」






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Rはジャックホワイトの音楽が
じつは大好きである。
本人は自覚していないのかもしれないが。

なぜなら、ジャックホワイトがかかわった音楽が
チラリとでもどこかでかかると、
「これ、誰?!」
と、一瞬にして反応するのだ。

音が鳴ってから5秒くらいの俊敏さで。



ジャックホワイトは、
過去のロックのグルーヴだけを抽出して、
現代に再演しているので古くさくない。

たまに、
過去にすでに存在するロックの形だけを
真似ているバンドがある。
中心のグルーヴは置き去りにして
形だけを模倣しているのだ。
それは聴いていて死ぬほど退屈な音楽である。


ポール・マッカートニーのように
グルーヴという細胞で人間が出来ているひとは
アンチエイジングだ。

グルーヴというのは古びないのかもしれない。
ただつかまえるのが難しいのだろう。


Rはジャックホワイトの音の
どんなところに反応をしているのだろうか?
今度聞いてみようと思う。


lemonedさんリクエストありがとうございました。
占いはかなり前に行っていたのですが、
アップするのが遅くなってしまいました。
せっかくリクエストして頂いたのにすいません…。
次回はケミカルブラザーズやります!

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2010年05月11日

Rのタロットリーディング始動!

2012: Tarot of Ascension


「ところでRは最近マジで占い師やってるらしいじゃん」
「うん。そう」

「それも渋谷駅前のお店だそうで」
「センター街の入口のとこなんだよ」

「渋谷なんてザワついたところでよく占いなんて出来るなと思うけど」
「店の隅の小さなテーブルでやるんだけど、やりはじめるとお客さんもぜんぜん周り気にならなくなるみたいだよ。長くいると妙に癒されるいいお店ですよ」



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「何占ってもらってもいいわけ? たとえば、俺がこれから渋谷のディスクユニオンで何を買えばいいですか?とか、そんなくだらないことでもいいわけ? さらに突っ込んでいえば、そのアルバムを買う事によって俺の生活にどんな変化が起きるのか、とかも教えてもらえるわけ?」
「ああ、教えるよ、タロットがね」

「なんだよ、えらそうだな〜」
「タロットがね、っていってるじゃん」

「そういう些細な占いでも、おれの生活に、その、タロットがどんな影響を与えるかってことを聞いてるわけだよ」
「だから大丈夫だってば! タロットが勝手に言うんじゃなくてさ、それはつまりガリバーのハイアーセルフにアクセスした情報がタロットカードに降りてくるわけ。だからつまり、ガリバーは自分に質問するようなものなんだよ」

「はあはあ、答えは自分の中にあるってわけ」
「うんそう。でも現代人はそれを聞いたり感じたりあんまりしないからタロットをツールに使うわけ」



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「ちょっとかわってるたろっとうらないだね」
「そう?」

「俺のイメージしてるタロット占いの感じとはちょっとちがうな」
「どんなふうに?」

「こう、カードめくって、あなたは右に曲がったら地獄ですよ〜とか、」
「もしそういう未来のメッセージをタロットが言ったとしたら、気をつけて今のエネルギーを変えてしまえば大丈夫だよ。」

「それってさ、Rの言ってる事ってさ、運命は自分で決められるってことでさ、タロットはそのサポートをしてくれるってことだよね」
「うん。でも、ある程度決まっているものを変えようとするのはすごく努力いることだから、やはり本人がしっかり心がまえ変えることが大事とおもうよ。そうしたらだいじょうぶだよ。たぶんね」




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「渋谷といえばレコファンですよ。だからみんなも買い物ついでにぜひRのタロットを試してみたらいいんじゃないかな。」
「宣伝サンクス!」

「あれでしょ、そんでR先生がお店に出るスケジュールとかは「primitive code」っていうサイトみればわかるんでしょ。」
「うん、多摩と渋谷のスケジュールは両方ここに書いてあるのね」

「値段は、10分1600円、20分2900円、ね」
「多摩センターではもっと安くやってるから、近い人は多摩センターにきてね。それからさ、primitive codeっていうのは、原始的なコードっていう意味なんだけど、原始的コードを思いだすってことなのね。すごくおもしろいから軽い気持ちでみんな来てください。それから、あれ、なんだっけ?」

「さあ…」
「……」

「ま、がんばってね。きょうは俺を特別に占ってくれるそうで。じゃ、早速お願いしますよ」



ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)



「あ、そうだ! 「いまのあなたのエネルギーに一番合う石はどれか?」っていうリーディングはさ、いま無料でサービスしているの。これね、みんなお客さんすごくよろこんでくれるよ、タロットで「これとこれとこれ」っていっぱい石が必要だって言われる人もいるんだけど、そういう人はその石ぜんぶ混ぜてブレスつくってもらってるよ。それがさ〜めちゃ効くらしいの」

「自分では持ってないわけ?」
「うん、お店にいっぱい石があるからそれでもう充分守られてる感じ。たぶん災害とかあったとしてもあのお店だけはだいじょうぶな感じする」

「そういう考えは危険だぜ? 危機管理はきちんとしようよ」
「石を持った方がいいってこと?」

「いや、地震のときは「ここだけはだいじょうぶ」なんて思ってたら死ぬってことさ」
「…」

「なんか、…わけわかんない話になってきちゃった……もうやめてもいい…?モバQ
「うん。もうやめようよ」

「わかった…。なんかへんなおわりになっちゃったな 雪





ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)



Rは、明日12日も16:00〜21:00まで
渋谷の「エンジェル ストーン」さんにて
タロットリーディングをするそうです。

Rのタロットリーディング予約は、
エンジェルストーンさん店頭orお電話にて受付中!
エンジェルストーンでのセッション予約専用電話番号:
080-3598-7034


予約なしの当日のリーディングも全然OKだそうですので
みなさんもRの不思議なリーディングを
機会があったらうけてみてください。

何か、不思議と気分がスッキリするのでおすすめです。犬

Angel stone-天然石専門店「エンジェル ストーン
〒150−0042
東京都渋谷区宇田川22−2 1Fシブヤエンゼルハート
渋谷駅ハチ公口スクランブル交差点からすぐ!
「西村フルーツパーラー」のビルですが、センター街側に入り口があるとのこと。
店頭はシルバージュエリー屋さんで、その奥。




押していただければ非常に励みになります。よろしければお願い致します!banner_02.gif

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2010年04月20日

Wake Up the Nation/PAUL WELLER

Wake Up the Nation/PAUL WELLER



「音JKうらない〜」
「プフプ〜演劇

「これ誰のアルバムかわかってます?犬
「知らないドコモ提供

「じゃあ、誰のアルバムかを言うまえに、パッと見でその印象をいってみて。先入観ぬきで」
「ちょっと洗練されつつ、ちょっとローファイぽいような感じかな」

「なるほど。新人だとしたらどんな感じだと思う? 見込みのある新人だと思いますか?」
「うーん、まあ、…洗練された感じ?」

「あーそー、あいかわらず、さすが最近占いの仕事してるだけあって鋭いですね」
「そうですか」

「実はポール・ウェラーなんですよ」
「ああ、そう」



ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)



「ええ。ソロ10作目なんですけれどもね」
「ポール・ウェラーはセンスがいいもんね」

「うん。で、ロッキン・オンの批評でこれめっちゃフレッシュでいい! というようなことが書いてあったから」
「ふーん」

「で、聴きたいなと思って」
「でもガリバー、”ポール・ウェラーなんて聴けねえな”って言ってたよドコモポイント

「…犬
「前、なんかのフェスのビデオ一緒に見てたときもポール・ウェラー出てたら”古いな!”とか言ってさ、」

「ぐあー」
「早送りしてたじゃない」

「…う、うん」
「”いくらオシャレでもこんな古い音楽やってるようじゃこいつもだめだ”とか言ってた」

「うぐ…」



ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)



「まあ、そこらへんのことはちょっと置いておいてさ…、今回のこれこそは普遍的な良さが強くうちだされたパワフルでフレッシュなアルバムらしいんですよ」
「ふうん」

「どう? Rから見て。このアルバムはまさにそんな感じなの? だとしたら俺も聴きたいなと思っているんでね」
「はああ、じゃあちょっと待ってくださいよ。姿勢を正してよく見てみましょう」(姿勢を正すR。)

「ポール・ウェラーも、もう51歳なんだよ。そんないい年の男が気合いと成熟をかねそなえていったいどんなアルバムを作るんだろうっていうさ、」
「ああ、わかった! ひらめき

「お、わかった? 何がわかった?!」
「あのね、すごいベテランのテニスプレヤーが軽く朝起きて、テニスコートに出て腕ならしでパコン! パコン! てやるような感じ」

「ほお!……それがこのアルバムの音なんだ?」
「うん。そう。ま、(ポールウェラーは)そんな考えなくても出来ちゃうんですよ」




ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)



「で、その結果どうなのよ? そのクオリティは。聴いたときの印象つーかさ。ま、リスナーの好みもあるとは思うんだけども」
「ああ、まあクオリティはもちろん保てるから彼はそんなふうに考えないでやれるわけであってさ」

「ええ」
「そこらへんは、ある程度のクオリティっていうか基本的なクオリティはもちろん満たしていると思いますよ」

「ふーん。ロックしてるなあという感じなのかな?」
「いや、それよりももっと軽いの」

「へえ、もっと軽いんだ? ロックよりも軽い」
「あんまり、おもいきりドスコイロックしてないんですよこれは」

「はー」
「もっと普段着感覚っていうの」




ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)



「しいていうならどういうジャンル」
「ジャンルはちょっと詳しくないんでわかんないけど。だからさっき言ったようにベテランテニスプレーヤーが朝ご飯食べるまえにさあ、」

「うん」
「ちょっと庭に出て壁打ちしてるようなもんですよ。でもだからこそ普段みんなには見せないフォームとかで遊んだりもしてるわけ」

「なるほどねー」
「真剣勝負じゃな、」

「ポールがさあ〜、」
「今、いいこと言おうとしてたとこだったんだけど」

「ああ、すまんすまん、どうぞ、つづき教えてくださいよ」
「真剣勝負じゃないからこそのおもしろみっていうか、そういうのが、まあ、はいってるんじゃないかな」




ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)




「なるほどー。じゃあ、むしろ俺なんかあれじゃないの。ポール・ウェラーのマジアルバムとか実はそんな好きじゃないひととかさ、でもポール・ウェラーに興味持ってるみたいなひとが聴くといいんじゃないの」
「どうだろう!? むしろ中途半端に感じるかもよ」

「そうかな」
「うん。やっぱりこれはポールウェラーのほんとのファンが聴くべきアルバムなんだと思うよ」

「なるほどね」
「いつものフォームとか真剣勝負な音いっぱい聴いているファンが、あーこんなこともやるんだ〜というような、こんな動きも見せてくれるんだというようなね」

「なるほど。ちょっと、ぼく、また勘違いしていかもしれないな」
「たぶんね」

「うん。ごめんなさい」
「いいよ。あやまらなくて フリーダイヤル







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posted by ガリバー at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月14日

IRM/charlotte gainsbourg

IRM
IRM
charlotte gainsbourg


「はい、みなさん新年もよろしくお願いいたします 犬
「よろしくお願いいたします ドコモ提供

「音JK占いです。さあR、今年はどんな年にしたいのかな」
「そうだね、何か今までのことを発展させてみたいね」

「うん。そうだねRはいろんなことに好奇心を持って、いろんなチャレンジをしつづけてるから2010年は…」
「(小声で)パッと花ひらくといいね」

「パッと花ひらくといいね!」
「ありがとう。ガリバーも良い年にしてね」

「みんなもがんばって!」
「がんばって!」




ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「さ、今日の占いはシャルロット・ゲンズブールです。これはただのシャルロットのニュー・アルバムじゃないんだよ。僕がデビュー時からずっと注目しているアーティスト、BECKが全面バックアップしてるんだ。だからRに聞きたいのはBECKはどういった想いを持ってこのアルバムを作ったのか? ということなんだけど」
「あのね、シャルロットと仲良くなりたいと思ったと思う」

「…う、うん。興味深いねえ。仲良くなりたいという想いだけで、このアルバムが1枚出来てしまったとは、ちょっと考えられないよね」
「そう?」

「うん。じゃ、まず、どんな風にBECKの創作意欲に火がついたのか教えてほしいな」
「またですか? ああ〜、じれったいなあ! これさ、実はもうさっき1回やってて、テープに録るの失敗して2回目なのね。だから同じこと言うのもあれなんだけどさ…、あれ? 何て言ったんだっけ」

「(小声で)”BECKの中にすでにあった水たまりにシャルロットが火をつけた”って」
「そうそう。シャルロットはマッチ棒を落としたの。だからBECKの新しい領域を開拓したとかそういう問題じゃなくて、もともとあったBECKの水たまりみたいなガソリンのとこにシャルロットがマッチの火をポッと落として、ボーッ! と燃えたのがこのアルバムだって言ったのね」

「うん。スケベ心の結晶だ」
「うん。いろんな意味でのスケべ心だけどね」

「そうそう。だた単にそこらへんのオヤジのスケべ心がなにか実を結ぶってことはまずないからね」
「あの、べつにシャルロットを女として見てっていうスケベ心だけじゃなくて、こうヨーロッパ方面でもちょっといっちょ当ててやるかみたいなスケベ心とか、ちょっとなんかそういうさ、」

「あ〜あ〜」
「こう、いいところで評価されるんじゃないかみたいなスケベ心、とかさ」

「あーあー」
「あとは、さらなる自分のスタンスがこれで安定したなっていうあれとかさ」

「うんうん。この仕事ははずせなかったと!」
「…うん」

「まあでもなによりシャルロットの存在が大きかったってことだよね」
「うん。彼女の存在によって引き出されたものだよね。BECKも自分の前からあった水たまりだけで1枚アルバムつくれたなんて意外だったとおもうよ。自分の水たまりの価値を再認識したと思うね」



ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「ところでさ、シャルロットってなんでこんなにずっと魅力的でいられるんだろ? まあ魅力的に思わないひともいるだろうけど、俺なんかやっぱり魅力的に思うんだけよね」
「(シャルロットは)執着してないからだと思うよ」

「うん」
「シャルロットは何かをあきらめることを知ってて、あ、でも、それはあきらめっていう言葉じゃなくて、ただの風みたないなものだと思ってると思う。自分の手を通り過ぎていくものは。そこが魅力的なんだと思う。それを自分の顔にサーと当てることができるところが魅力的なんだと思うよ」

「うーん」
「他のフランス人の女のひとがシャルロットほど魅力的じゃないのは、女優とか、そういう執着力とかがはっきりと見えるからなんだと思う」

「なるほどね〜。ありがと。参考になったよ」
「そうお?」

「うん。サンキュッ」





ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


シャルロットには社会の垢みたいなものがついていない。
いわゆる感がまるでないところが空気のように軽く、そしてエッヂーである。
子供を産んだからってそれを全面にだして、子育てがんばっていますみたいなところもないし、シンガーとしてアルバムを出したからって自分の創作性を売りにしてる風でもない。作品はシャルロットの人生の一部で、それ以上でも以下でもない。誰のものでもない(本人のものでもない)。誰かが自分の知っている範囲内で規定できる存在ではないのだシャルロットは。

このアルバムで自分の創作性を売りにしているのはBECKだろう。
BECKは自分の創作のクオリティを落とさずに、コンスタントに作品を売りつづけて来たアーティストで、俺はBECKのどのアルバムも刺激的だと思っている。そう考えるとシャルロットとBECKは陰と陽の関係なのかもしれない。バランスがいいのではないだろうか。
2人のファンである俺にはこのアルバムは特別な輝きを放っているように見える。


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posted by ガリバー at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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