「音ジャュアケェ〜! オンオン音ジャケェ〜!」
「キュキュッ、キュキュキュキュッ(スクラッチ音)」
「このスパーグラスのJKって、俺はけっこうなんか古い感じするんだけど、Rはちがうらしいね」
「きっとこれわざとだよ」
「わざと古くするってどういうことよ」
「わざとレトロ調にしるてんだよ。レトロ調というか80年代調に」
「いま80年代っていうのも逆に古くない? 微妙に」
「だから、そのもう古くなっている80年代っていうのをあえてやるところが新しいんだよ」
「アハハ! それサイクルが短すぎるよ! 80年代リバイバルのリバイバル」
「勝手にねスーパーグラスが、その勝手さがカッコイイね」
「ほんとにそんなことやってんのかなあ〜」
「そうと思うよ」
「このバンドがそんなことやるとは思えないんだけどな」
「そう?」
「俺が感じるにスーパーグラスてけっこう正当派路線みたいなの進んでてさ、なんか固い真面目なヤツになっちゃったな、てな雰囲気が、」
「そうかな、ユーモラスと感じない?」
「あ、そお」
「あのー、ヨーロピアン的ユーモラスを感じるけどね。フランス人と思えばいいよ。スーパーグラスは」
「ああ。そう言われるとなんかわかる部分があるけどね」
「でしょ」
「つまり勝手にやってると? そういうところがカッコイイと言えばカッコイイんだけどな」
「そうそうそういうところがね」
「でも、実際、音の方とかさ、心配だよ、その占いだけでこれを買うのは」
「ウ〜ン、自分だったら買わないけどね」
「?! なんで?」
「あまりにも範囲が狭すぎるっていうか、そんな感じするからかな」
「ふうん」
「スーパーグラス自身のブーム範囲が15度くらいっていうか」
「はあーあーあー。俺がスーパーグラスを聴くのをためらうのはさ、」
「うん」
「新しいアルバム聴きたいって気持ちはさ、うまく言えないけど、現代的ニュアンスの混じっている音を聴きたいっていうのがまずあるわけじゃない。でもスーパーグラスって、そういうのない感じしない?」
「フランスで人気があるんじゃないかな」
「どうなんだろう。そんなこと聞いたことない。って、俺が知ってるわけもないんだけどさ」
「たぶん世界中の中でいうとフランスでヒットしそう。オランダとか」
「ああ、なるほどね」
「ヨーロッパ調な保守的だよね」
「ああー。わかるわかる」
「スーパーグラスは俺、あのー、いいバンドだと思うよ」
「エッ?」
「ただ、このJKでいま聴きたいかって言われるとどうかなーって」
「じゃあ、どういいバンドだと思うわけ?」
「うん。やっぱり、なんて言うんだろう。クークスの良さを前回の占いで占ったときに言ってたけどさ精神的な自立って。それをスーパーグラスにも強く感じるね。基本的に、そのー、なんて言うんだろうな、あ、だから、自分の中に変わらないものを持っているってことじゃないかな」
「そういうふうに言葉で聞くとなんかちがうような気もしてきた」
「あうー、今日なんか言葉、い、でてこないんだよな」
「食べ過ぎなんだよ」
「俺、マクロビオティックやってるからそんな食べてないけどね」
「オレもやってるよ」
「そのわりにはさRさ…」
「マクロビオティックやってからすごい太ったの」
「ありえない話だよね」
「ふつう逆だよね」
「清志郎もやってるんでしょ」
「ああ、マクロビオティックとは言わないけどな。声高に言ってもらって世の中にもっとひろがっていくといいけどね。スーパーグラスは玄米に似ている」
「それより黒豆って感じじゃないかな」
「あー、黒豆ぽいね」
「黒豆ぽいよ。なんかニューカマーのような雰囲気もあるのにトラディッショナルっていう」
「それってあれかな北海道産黒豆じゃなくて丹波の黒豆ってことかな」
「どうだろう。ちなみにクークスはワカメかな」
「あれね鳴門産のね」
「マニアックすぎてわかんないよ」
「ワカメって知ってた? 生ワカメよりも乾燥させたワカメのほうが栄養価高いんだよね」
「なんでもそうだって言ってたよ」
「生ワカメのほうが立派にみえるじゃん。でもカットわかめとかさ安そうにみえるじゃん。でも生ワカメのほうが栄養価あるんだってさ。なんかロックにも通じるところあるよね」
「そうかな。よく考えてみる」
マクロビオティックを実践していると、
常に自分の選択を意識する。
“今、なぜ、この目の前のものを食べるのか?”
玄米と野菜を味わうとき、
マクロビスイーツを楽しむとき、
ルール違反なものに走る時も同じ。
自分が選んだということを強く意識する。
それが面白い。
マクロビオティックを厳密にやるのは、
かなりの精神性を必要とする。
俺もまだまだ修行中の身だ。
厳密にマクロビオティックを実践しているひとを見ると、
ただすごいなあと思う。
同時にそのひと自身に対して妙な異質感を感じるのも事実だ。
おおげさに言うと社会から逸脱しているというか。
ロックミュージシャンでも
独自の世界観を生きているひとがいて、
厳密なマクロビアンと似ている何かがある。
その何かはRの言うところの
精神的自立ってやつなんだろうか。
俺もその境地に達してみたいなと思う。
カッコイイというよりも
自分の人生を生きている姿が楽しそうだ。
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かっこよくて、おもしろくて、
何度も読み返しています。
続いてほしいです。
ぼくたちも、、、
できたら続けていきたいです。
返事が遅くなってしまってすみません。
アリスさんのおかげでまた少しやる気でました。
すごく魅力があります!
でも、更新が少なくなってしまうことも
なんとなくわかるような気がして…。
勝手なことを言ってすみません。
応援しています!