「今日は“Confession on a Dance Floor”ていうマドンナの最新作だよ」
「うん」
「Rはさ、この間このアルバム見てうまいこと言ってたよね」
「……。なんて言ったっけ?」
「13%の虚無感があるって」
「うん」
「でもね、俺が思うにその虚無感ていうのは実はあまり重要じゃないと思うわけ。残りの87%が何かっていうのが…」
「よく計算できたね」「あ、うん。残りの87%がマドンナのキモだと思うのね、このアルバムの。そこを占ってもらいたいななんて思っているわけですよ」
「いいよ。やろうよ!」
「まずこのJKからは、もう最近の他のミュージシャンのJKからは受けないような、なんかすーごくポジティブな力強いパワーを感じるんだけど、Rの占いではどんな感じかな? そのへん」
「うん。そう思うよ。だってマドンナぐらい売れていて有名なひとだったらさ、こんなにがんばらなくてもいいもんね。でもマドンナは、さらに前へ前へ進もうとしていつも最新のものをひとに届けようとするところが立派なとこだと思うの」
「前へ前へ進む意欲っていうのはさ、アルバムによって異なってくると思うんだけども」
「時代もあるしね」
「うん。で、このアルバムではさ、……どういったキモチで前へ行こうとしてるんだろう?」
「うーん……マドンナは今まで常に最先でいたでしょう?」
「うん」
「ファッションにしてもさ、アクセサリーにしても、何にしても」
「うん」
「で、音楽にしても新しいもの取り入れてきたでしょ?」
「うん」
「だからさ、それがもうマドンナにとって、そして客観的に見ても、当たり前になってきちゃってるわけ。そんなのなかなかできることじゃないのに」
「うん」
「それをキープすることが大変であることにマドンナは気づいたと思うのね」
「うん」
「でもやらなきゃいけないっていうところで、やったアルバムだと思う」
「それは生半可な意欲じゃないよね」
「うん。それと今までは自然にできたことが、…気づいた時点で自然じゃなくなってるっていう部分はあると思う」
「ひょっとしてさ、そこが13%の虚無感ていうところなのかな?」
「そうだね。そう思う。ちょっと自分に飽きてるっていうようなね。でもそんな状況で作ったとは思えないほど素晴らしいJKだよね」
「今回プロデューサーとの相性はどうだったんだろう?」
「うんとねマドンナは……あのー、プロデューサーにすごい力強いことを要求したの。ていうか、こころの中でね」
「ふんふん」
「自分が最新でいるために」
「でもマドンナっていうと、いつもプロデューサーとすごく力強くタッグを組んでアルバムを作っている印象があるんだけど」
「そう。今まではさ、それはとっても自然なことだったわけ。マドンナも自然に進んでたから」
「うん」
「でも今はマドンナは、ちょっと自分で進むのに疲れてる部分があるわけ」
「うん」
「だからプロデューサーにそこを引っぱってもらいたかったわけなの」
「引っぱって行ってもらいたいのね?」
「そう、引っぱって行ってもらいたいの。でもプロデューサーはいつものマドンナだと思ってるわけ」
「うん」
「だからマドンナはね、疲れている(停滞している)部分がプロデューサーへのもどかしさと感じた部分もあると思うよ。あれ? ちょっと意味不明な文だった?」
「“もどかしさと感じた”っていうのはプロデューサーが思ったの? それともマドンナが?」
「マドンナが。マドンナがプロデューサーのことをもどかしく思った部分があると思う」
「ああー! わかったよ。うん」
「基本的に信頼してるけれど」
「うんうんうん。なるほどね。最初にプロデューサーが思っているマドンナっていうのがあってさ」
「そう」
「互角なスタンスで挑んだだけど、今回のマドンナはそうじゃなかったと」
「気持ちのなかでちょっとね。でもマドンナの中でだけね。周りからはわからないけど。だからこそ、なおさらマドンナはもどかしいわけ」
「もうほんとに秘めたる部分だよね。プロデューサーにいつもより引っぱって行ってもらいたいなんてね」
「そう」
「秘めたる部分を言うなんてすごいなあ。Rは
「あたってる?「それはマドンナに聞いても教えてくれるかどうかわかんないね〜」
「虚無感13%って感じね。マドンナの疲れてる部分ね」
「ガイ・リッチーとの生活の影響もあるのかね。なんかこれはちょっと俗ぽい想像だけど」
「わかんない。あまり飢えてないのかもしれないね」
「なるほどね。飢えてないんだ?」
「前まではたぶん自分がどこに行きたいのかがはっきりわかってたんだと思う」
「俺がRの占いを聞いてて思ったのはさ、これって、一見ギンギンな力強い印象を受けるJKだけど、じつはエゴがないというかさ、満たされてるうえでの母性的な愛みたいなものを感じたわけ。…満たされてる感じがするっていうのかな」
「ふーん。…なんか寂しそうにみえるな」「あらら
「そういうふうに見える」「なるほどね」
「でもこのJKはほんとにすばらしいと思うから、たぶん中身もいいんだと思うよ」「そうだね」
「グイッとつかむ力はちょっと弱いかも。マドンナがプロ根性で形で作りあげた音楽という感じがするから」
「なるほど。これよりも、もっと初期のアルバムの…」
「…ほうがソウルが入ってたと思うよ。もちろん」
「マドンナのソウルね」
「これはちょっと自分へのオマージュが入ってるくらいだよね」
「それが今のマドンナのソウルと言えばソウルなんだけど」
「そうだね」
「でもちょっと虚無感を補うものであるということだよね」
「? “補う”じゃなくて“伴う”でしょ?」
「あ、“伴う”ね」
「ミラーボールが“MADONNA”の“O”の部分とバックにあってさ、なんかダンスフロアっていう表現以上のものを感じるんだけど、Rは占いでそれをもっとうまいこと言えるかな?」
「マドンナはねもっと踊って羽ばたきたいの。マドンナは今、自分の体が重いと思ってんの」
「なんか切ない話になってきたな」
「自由なはずなのに不自由な気がしてると思うよ。魂が重いの」
「ふ〜ん。自由なはずなのに不自由」
「そう。それですごくね刺激が欲しいと思ってると思う。だからひとに与えたくてこういうアルバムを作ったんだと思う。マドンナはねみんなの刺激になりたいの」
「でもこのアルバムでは、マドンナの求めている刺激っていうものをみんなに与えるのはちょっと難しいのかな?」
「ほんとのところは、ちょっと難しい思う」
「それはもうすーごく、レベルの高い話でだよね?」
「うん。そうだね」
「なるほど」
「今のマドンナとしては最高にがんばって作ってると思う」
「うん」
「今の状態ではね。そこに意志の強さを感じるな」
「いろんなことをRは言ったけどさ、意志の強さっていうのはこのアルバムを象徴する一言なのかもしれないね」
「うん」
「意志が強いからこそ虚無感も伴ったりするわけでさ。手を抜いたアルバムじゃないよね」
「うん。そうだね。マドンナのファンだったら絶対聴かなくちゃね」
「うん」
「ファンていうのはやっぱりさ、調子のいいときも悪いときもそのアルバムを受けとめて聴いてあげることがやっぱり大切だと思うわけ」
「Rはマドンナのファンなんだよね?」
「そういうわけじゃないよ〜」
「そう?」
「うん。でもヒストリーの本持ってるの」
「へー」
「マドンナってすごいよ」「まあ、その話は長くなりそうだからもういいよ
質問てほんと難しいです。
WEB上では会話をつなげているのでスムーズに読めたりもしますが、実は質問が思いつかなくて、なが〜い沈黙の間があったりするのです。
おまけにRが『占いは質問で決まるの』なんていうから、プレッシャーでじっとり汗をかいたあげくに、またその質問かよ! と、我ながらマンネリ感バリバリな質問を口走ってしまうのです。
実は今回のマドンナ占いは二回目のものを掲載しました。
一回目は僕が延々と「ふんふん」としか言っていなくて、文字起こしをしていて自分のことながら頭にきました! 質問も「マドンナは落ち目」という一般的なテーマをかかげていて、Rの話なんて聞いちゃいませんでした。
それでもRは必死に占いをしようとしていて、痛々しくすらありました。
質問者の僕がノッてないと、深くまで占うことができないのだそうです。
すべては愛の問題ですよね。
JK占いに対する愛、ミュージシャンたちへの愛、そして読んでくだっさっている皆さんへの愛、自分の日常あらゆる瞬間への愛。
「愛ってなに?」
Rに聞いたけれど無視されました。
ホントの愛を手に入れたいひとはここを押してみてぃ〜




毎回、あぁそれはあるかもしれない!そう考えればいいのかも!と思って読んでいると、しっぺ返しのようにRさんのマイペースな部分が僕をうちのめします(笑)
実は、勝手ながら夢バトンをお願いしてしまったんですが、大丈夫でしょうか?
夢バトン受け取りました。次回にアップしたいと思います。
Rもpacoさんの夢の記録のファンなので喜んでいました。
今回のバンドの夢も興味深いですね。
ファンタジックかつリアルな感情がおもしろいです。