「音JKうらない〜〜!! 今回は今話題のクラクソンズだよ」
「ガリバーはクラクションズって言ってた」
「…………」
「…」
「そう思い込んでいるひと、多いと思うよ」
「へ〜」
「…じゃ、質問するね。
このバンドがこのアルバムを作るうえで、曲作りとかで意識したこととかって何かあるでしょうか? 影響を受けている他のバンドとかさ」
「あ、THE WHO?」
「ほんとかよ?!」
「知らないけど。この間やったから」
「適当に言うなよ」
「いや、でもあながちはずれてもいないと思うな」
「そうかなあ〜〜?」
「そう思うけどね。…わかんないよ。いきなりそんなこと聴かれたって」
「影響受けたバンドをRに聴いたのはちょっと間違いだったな。けど、コンセプトとかさ、意識してたニュアンスとかさ、そういうものって何かないわけ?」
「それは見たままの通り、カテゴリーに当てはまらないようなものを作ろうとしたんじゃないのかな」
「ああ。でもさ、どのバンドもそんなようなこと言うじゃない」
「うん」
「だからそんなことより、このバンドだけの独特の何かを教えてほしいんだよ」
「ウ〜ン…。あの〜、ウンザリするような音が出てきたところは全部カットしていったと思うよ」
「ウンザリする音って?」
「だから“この音、このコード進行なんか知ってる”みたいなところは全部ブチ切られていったと思う」
「あ、そう」
「で、残ったところつないだからちょっと無理があると思う」
「そうなんだ?」
「うん」
「俺、これ聴いたとき、なんかどっかで聴いたことあるな〜ってな感じに思ったけどね。これ、いい意味も交えてだけど」
「それは心外だと思うよ。侮辱だね」
「そうなんだ? このひとたちの意図はそれとは逆のところにあったんだ?」
「そう思うよ」
「ふーん。“歌謡メロ”とか、よくレコード屋のポップなんかに書いてあったけどね」
「ふうん」
「“なつかしの!” とか」
「すごいきらびやかだとは思うけどね。究極に残ったところだけくっつけて編集したみたいな感じの曲なわけだからさ、」
「ふーん」
「それが歌謡メロみたいに聴きやすいっていうのはほめことばじゃないの?」
「なるほどな」
「停滞を許さなかったっていうか、なんかそんな感じ受けるね」
「それはこのバンドのコンセプトでもあったのかね?」
「知らないけど。なんか停滞しそうなアルバムにうんざりしたんだと思う。音が停滞したアルバムに」
「なるほどねー」
「このバンドがこのアルバムで創造しようとしてた世界みたいなもの、っていうのは占える?」
「ああ。すごく昔のロックから現代にいたる歴史の道のりのような感じの、そういうのを走馬灯みたいにして感じさせることだと思う」
「走馬灯?」
「走馬灯のように走り抜けて行く、まるでロックのメリーゴーランドじゃなくて、ジェットコースター」
「はあ」
「これは実はけっこう昔のロックとかにもリスペクト置いているアルバムだと思う」
「なるほどね〜」
「実はそういう昔のを模倣して作った部分も、あ、べつにそんなことしなくてもよかったんだけど、あえて模倣してみたりして勉強した部分もあって遊んだアルバムだと思う」
「Rの言ってること矛盾してないか? あのー、だってすでにどっかで聴いたことのあるようなメロディとかは意図してバッサリ切ったんでしょ?」
「そう」
「だけどあえて昔のものを模倣してたって…。なんか矛盾しているように聞こえるんだけど」
「そんなことないよ」
「そうなんだ?」
「うん。だってさ例えば昔の小説を模倣して小説を書くとするよね、でもそれをカットアップしてハイスピードに感じられる言葉だけつないだらすごく斬新な小説ができあがると思わない?」
「…あー、うん。そうだねー」
「でさ、それのデカダンな感じとかさ、ドラマチックな感じだけが浮かびあがってさ、とんでもなく斬新で心に響くんじゃないかな」
「それは、ま、カットアップの神髄のところでもあるわけだよね」
「うん。ほんとのところは知らないけど。そう思うだけだけど」
「ふーん」
「このバンド自身、達成できたと思う部分と、じつは自信が無い部分とかっていうのは占えますか?」
「うーん。できあがった曲の流れっていうか、そういう全体像は自信があると思う」
「うん」
「でもそれ、なんて言うのかな〜……ホントに心から誠実に作りあげたのか?って本気で聞かれたら、ちょっとウグッていうところもあるんじゃないかと思う」
「なるほどねー。なんかいろいろ聞いていると非常に微妙なバランスのうえに成り立っているアルバムだって感じがするね」
「うん。でも、とんでもなく斬新なJKだと思うね」
「おっ、そうなんだ?」
「だってこのカイザーチーフと比べてごらんよ![]()
カイザーチーフなんてアタマ5つついてるだけだよ」
「ふっ(笑)。まあ、そうだね」
「このひとたちは作品を作るときに、偶然性を大切にするタイプのバンドなのか、それともきっちりアタマで考えて形を作って完成させてるかっていったら、どっちなんだろうね?」
「あ、あの、偶然性って言うと思うけど、でもそれっていうのは普通の人のそういう感覚とちょっとちがうの。この人たちは、もうすっごい綿密にあるわけプランが」
「ふん」
「というか普通の人よりももっとなんていうのかな、勉強家なのね」
「うんうん」
「そこに偶然性がやってきたっていう場合は、そしてその人たちがそれに添った場合には、プランが大きく変わるわけだからすごく意味のあることであって、普通の人がもともと即興みたいなところにまた偶然性が入ってきたとか言ってるのとはちょっとまたちがうわけ。この人達のはグーン! とプランが変わっちゃうわけ」
「はー」
「だからこのアルバムもそういう感じがちょっとあるよね。ちょっと自分たちも混乱したみたいな感じね」
「なるほどな。じゃあ、ホント最近のバンドの中ではけっこう話題になるだけあって志がちがうんだ?」
「うん」
「見てる方向がちがうとか」
「だと思うよ」
「あ、そう。なるほどね。今日は占ってくれてどうもありがとう」
クラクソンズを聴くたびに
何かを思い出しそうになる。
いいことでも悪いことでもない何か。
帰り道に買わなきゃいけなかったもの。
仕事先の人に伝えなければいけないこと。
恋人に教えようと思っていた笑い話。
必死に思い出そうとするが、
本当はそんなものひとつもなくて
おれが大切に持っていた希望とか期待には
根拠が無いってことだけ。それだけが
はっきりとわかるのである。
おそろしいほどに。
(夢をみていたいぼくはこれから「ネバーランド」をみようと思います。)
ピーターパン&ウェンディでいつづけたいひとはこれを押してみてぃ〜






僕もクラクションズだと思っていましたw
最初にKlaxonsを聞いたとき、新しいフリをして実はただのディスコパンクの延長なのかな、とか、鳴らされる"場"は違う気がするけどProdigyの焼き直しぽい音楽だなって思った記憶があります。それでアルバム買う気があんまりしなかったんです。
しかし占いの通りだとすると、未知ではない音を未知の響きに変える力があるバンドってことになるわけで、なんだか興味深くなりました。
もしご都合がよろしければ、DeerhoohのFriend Opportunityというアルバムも占っていただけないでしょうか?正直僕はそんなにいいジャケだと思わないけど、よく聞いてるんです。
ぼく(ガリバー)もクラクソンズに関しては、占いをするまで、pacoさんと同じに思っていました。いまは、それよりちょっと興味が出て来たところです。
で、やっぱりクラクションズって言っちゃいますよね(笑)。
リクエスト、ありがとうございます。Deerhooh、次回占わせていただきたいと思います。
p.s: Rも最近リトルバーリーを死ぬほど聴いているみたいですよ。
Deerhoohのジャケからガリヴァーさんがどんな質問を紡ぎだすか、楽しみです。本当に、お暇な時でよろしいので。
Little Barrieのギターを聞くと、なんかヨダレが垂れちゃいそうになります(笑)
Primal Screamのサポートギターに抜擢されたというのも納得しちゃいます。
確か彼らの二枚目の占いのときに、
Rさんが「日本ぽさ」「ブリグリ」「小林武史」というキーワードを出しておられたと思うんですけど、プロデューサのオートメイターさん(確かPrimal Screamとかジョンスペもやってましたよね)が本名ダニー・ナカムラだから関係あるのかなぁ、なんて陳腐やけども思ってました(笑)
Deerhoohの占い、本日やりました★ ご期待に応えられるかどうかはちょっと不安なのですが…、明日あたりUPしますのでよろしければ読んでやって下さい…。
プロデューサー、オートメイターさんだったんですね! pacoさんの見解に爆笑!! ぼくも、Rが言っていた「ブリグリ」「小林武史」は一体なんだったんだろう…?とよく考えます。R自身も、実際に聴いてみるとわからなかったらしいです(笑)。
最近、車通勤しててその中でクラクソンズかけてるんですが、
これ聴いてると意図的に混乱した感じにしてるようにも聞こえるし、自然にそうなっちゃった感じもするし、わけがわからない気持ちにさせられるのって久々だったんでしばらくつきあってみることにしてます。
ただ、正直このジャケは狙って作れねぇ(笑)と思う。
車通勤なんていいですね。朝から大音量で、車の中で音楽を聴きたいです。
PK-01さんのコメントを拝見していると、まさにクラクソンズってあのJKどおりの音楽なのか〜と思いました。クラクソンズに翻弄されてみたいです(誰もそんなこと言ってない)。