2006年11月17日

SENSUOUS/CORNELIUS

Sensuous
Sensuous
CORNELIUS


「今日はコーネリアスのセンシュアスです」
「ガリバーはこれ占うの反対なんだよね」

「コレクター体質の俺としては、コーネリアスだからといって、いきなり洋楽主体の占いラインナップに加えるのもどうかと思ったんだけど」
「でもコーネリアスは外国人のファンもすごく多いから洋楽ってことでいいんじゃないの」

「う〜ん。俺はそれでもやっぱりちょっとひっかかるところがあるけど。
Rの中ではコーネリアスのことどう認識してるわけ? 洋楽? それとも邦楽のジャンルに入れている?」
「2つのどちらかなら洋楽だと思ってる」

「そうなんだ?! Rにとっての洋楽の定義ってなんなの?」
「ワールドワイドで作られているかどうかかな」

「邦楽は国内向けってことか」
「そう」
 
「なるほど」
「だからコーネリアスは国際盤ってこと。洋楽じゃなくて」

「はい。わかりました」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「では気持ちを改めましてコーネリアスのアルバムの質問をしていきますけど、…まずこのJKって変な、変なっていうとちがうな。ストレンジな感じがしないか?」
「うん…。なんかこのJKってちょっと古くさい感じするよね」

「そう? それはRの意見? 占いじゃなくて」
「わかんない。どっちか」

「このアルバムはどういった感覚を表現しているのだろう? っていうのをまず聞きたかったんだけどさ」
「最初見た時はなんとも思わなくて、もうちょっとじっと見た時、なんだなんか古くさいなコーネリアスなのにと思って。でもコーネリアスがこんな無意識に古くさくするわけはないから、あえてなんだなと思うと、考えるところありますね」

「なるほど。じゃあ占ってみて。どういった感覚を表現していると感じる?」
「このカラーってゴダール・カラーみたいだよね」
気狂いピエロ
「あ、たしかに」
「コーネリアスはこのアルバムでなにかを語っているんだと思うよ」

「ゴダールのように?」
「うん。コーネリアスはたぶんこのアルバムの中でパリにいるんだよ! べつに制作した場所がパリとかいう問題じゃなくてさ」

「ほお〜」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「最初の質問で、ちょっとパリっていう言葉が出ましたけれども、このJKから感じる映像的イメージみたいなものはありますか?」
「だからなんちゃってパリみたいな感じ」

「ア、ア、アルファヴィルみたいなやつか。アルファヴィルゴダールがアルファビルで近未来世界としてパリをそのまま撮らえた感じというか」
「というか受けた印象としては、“ここはパリ、なんちゃってね”みたいな感じで語っているように聴こえてくる。創作上の個人的舞台設定って感じ」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「また抽象的な質問がつづくんだけど、コーネリアスは音楽の存在意義をどういうふうにとらえているんだろうか? 占える?」
「風船みたいなものだととらえていると思う」

「風船みたいなもの?」
「小さくも大きくも自分の力で変えることができるし、それを飛ばすことだってできるし、それをクルクルまとめたりしてお花の形を作ったり、動物の形を作ったりもできるし、パチンと針で刺して割っちゃうこともできるし、愛のハートの風船にして誰かに渡すこともできるし…、そんなようなこと」

「なるほど。コーネリアスはこのアルバムでなにかを語っているって言ったよね?」
「語っていると言っても、べつにテーマ性があるって言ってるわけじゃないよ」

「うん。音楽は風船のようなものだから明確なコンセプトとかっていうのとはまた違う…」
「コンセプトだよ! コンセプトで語っているんだと思う。テーマじゃなくてコンセプトで語っているの」

「あ〜。コンセプトで語っているってことか」
「そう。でもそれをやることによってテーマ性が浮き出てくるかもしれないけど、もとにあるのがテーマなんじゃなくてコンセプトなの」

「はー…ほう…」
「なんだガリバーついてこれないのかあ〜? 新幹線

「いや、ついっていっているよ! モバQ

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「コーネリアスはさ、音にこだわりを持つアルバムを作るわけだけれども、音にこだわるっていうのはこの作品にどういった効果を与えているんだろうか?」
「効果というか結果からいうと、それはもう邦楽だと思って聴くと理解できないところにいっていると思う。世界のいろんな音楽を聴いているひとが聴くとちゃんと聴けると思うけど、邦楽だと思って聴くとそれはもはや理解できない領域にいっていると思う」

「なるほど。グローバルな耳を持って聴かないとわからないってこと?」
「コーネリアスがかなり自由に作っているってこと」

「ふん。なるほど」
「傲慢なほど自由に作っていると思う」

「今、傲慢という言葉が出て来たけど、このアルバムには小山田さんのエゴみたいなものは入っているの? それとも純粋な音楽的作品なのかな?」
「あ、傲慢って言ったのはべつに悪い意味じゃなくてだよ」

「うん」
「エゴっていうよりももっと風船をふくらませたい、見たこともないような形に風船をふくらませたいっていう希望のあらわれだと思う」

「希望?」
「でも、ちょっとその形をイメージすることが今ひとつ成功していなかったように思う」

「ふん。なるほど」
「コンセプトはあったんだろうけど、浮き出てくるものが強い力を持たなかったというか」

「自分が理想としている風船の形までいかなかったってことかな」
「理想が見えないまま始めたからだと思うけど、理想のようなものは漠然とあったんだと思うけど、それをどんな形かはっきりと見ることができなかったんじゃないかと思う」

「ふーん」
「僕の理想はどんな形? と思って始めたんだと思う。それが見たくて始めたんだけど、結局ははっきりは見えなかったんだと思う」

「ほおほお、ほー」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「成功した部分はポイントとしてなにかありますか?」
「やはり独特のアプローチの仕方は素晴らしいと思う。さっき言ったコンセプトのことだけど」

「なるほど」
「それがどんなようなものなのかはよくわからないけれども、そんな感じがする」

「なるほどね」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「このアルバムを聴いたとき、リスナーの中で変わる何かがあるとしたら、それはどういったもの? それともそういうアルバムではないのかな?」
「あのさ、映画監督のウォン・カーウァイの映画のアプローチの仕方は独特でしょ?」
ウォン・カーウァイ DVDコレクション デジタル・リマスター版
「うんうん」
「で、コンセプトを感じるよね? テーマというよりも」

「うん」
「あれ観ると自分でもすごく何か作りたくなるでしょ」

「なるね」
「それと似たような感じ。アプローチが独特でコンセプトからできている作品は、人にそういうふうに創作意欲を与えると思う」

「創作意欲をかきたててくれるアルバムだってことだよな」
「しつこいなあ、さっきも言ったのに」

「はー、素晴らしい仕事をしていらっしゃいますね 犬
「なんでそんな苦しそうな顔をガリバーがしてるわけ? もしかして小山田圭吾さんにライバル意識を持ってるんじゃないだろうね」

「え! バカいうなよ〜。…そんなことないよ」
「俺もオーディオ・インターフェイス買ってやってやるとか言ってたしさ。楽しみにしてますよ。がんばってくださいよ」

「……雷雪


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)
CD bounce.comのレビュー
CD bounce.comのインタビュー
ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

「コーネリアスをやったほうがいいよ」
とRに言われて、なんでコーネリアスなんて
やらなきゃいけないんだろう? と思ったけど、
久しぶりに本屋に行ったら
コーネリアスがいろんな雑誌でフューチャーされてて
なんだRは音楽業界のことなんて興味ないはずなのに
オレよりよくつかんでるじゃないか?!
と驚き、
Rにそのことについて問いただしたら、
Rはコーネリアスを
ファッション情報の一部としてとらえていたらしい。
コーネリアスはそんなふうに
音楽ファンのための音楽というよりも
もっと人生を楽しむひとたちのための
創作物の1つとしてとらえるほうがいいのかもしれない。
などと考えてしまった次第です。フリーダイヤル




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ラベル:CORNELIUS
posted by ガリバー at 23:34| Comment(2) | TrackBack(1) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回は邦楽なんですね。
おもしろく読ませていただきました〜。

もしよろしかったら、占っていただきたいアルバムがあります。
先日イギリスでリリースされた、ジャーヴィス・コッカーのソロ・アルバム「Jarvis」です。
国内盤のリリースは未定のようなのですが、とても気になります。
ご迷惑でなかったら、よろしくお願いします。

ジャケットのURLを貼りつけたいのですが、やりかたがわかりませんでした…。ごめんなさい!
Posted by えみ at 2006年11月18日 13:14
えみさん、いつもコメントどうもありがとうございます!
今回のコーネリアスはRいわく国際盤なんだとか…。
僕の中では邦楽だったのですが、、、、。
楽しんで読んでいただけたならよかったです★

ジャーヴィス・コッカーのソロ・アルバムは国内リリース未定なんですね。ちょっと驚きですよ。
Rにいまのジャーヴィス・コッカーの創作状況を占わせたいと思います。次回はしんのすけさんからいただいたリクエストを占う予定なので、その次に占わせていただきます。どんな占いになるかわかりませんが、またよろしければ見に来てやってください。ではでは。
Posted by ガリバー&R at 2006年11月19日 00:50
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久しぶりにモノを買う日々
Excerpt: ・sensuous / cornelius マニュエル・ゲッシングつーかアシュ・ラ・テンペルつーか(どちらも同じだけどな)。 でもコーネリアス大好きなオシャレさん達はクラウトロックとか絶対聴か..
Weblog: ash and earth
Tracked: 2006-11-19 13:12
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