2011年02月27日

「ブラック・マシン・ミュージック」

ブラック・マシン・ミュージック―ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ
ブラック・マシン・ミュージック―ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ
エレキングづいている俺は、
野田努氏の本を読んでいる。
月並みな言いかただが、
これは読み出したらとまらない。

まだ途中なのだが、
(テクノ、ハウス、ヒップホップを含む)
現在、自分が楽しんでいるクラブミュージックが、
どういった歴史をもって
存在しているのかが描かれている。
ドラマチックに。

世界の経済状況、政治、人種問題などが、
ひとりの人間に音楽を生みださせる流れは、
ひとことで説明出来るものではない。
だからこの本があると言える。
あるジャンルの音が誕生する瞬間の、
偶然とも必然ともいえない感じが見事に描写されている。
デトロイトテクノ誕生前夜、
黒人の暴動が起きるシーンなど、
不謹慎かもしれないが興奮をおさえられない。

この本を読んでいて感じたことがある。
自分がもし何か(音楽でも小説でも、
映画、演劇、なんでもいいけど)始めようとするとき、
それは世界の歴史とつながっているということだ。
行動を起こす人間は世界と無関係ではいられない。
言い方がむずかしい。
単純に周囲から影響をうけ影響を与えるということではなく、
歴史に手を加えてしまうということだ。
それほど緻密なパーツでこの世はなりたっている。
シカゴのプレス工場のラリーシャーマンは、
儲けようとしただけかもしれない。
ラリーはミュージシャンでもないから、
音楽をつくったわけでもない。
だけど彼がハウスをひろめたともいえる。
俺がハウスを今楽しんでいるのは、
ラリーのおかげなのだ。
これは本を読んでくれないとわかってもらえないかも。

手塚治虫の火の鳥である。
火の鳥(1) (手塚治虫漫画全集 (201))
音楽は火の鳥のように、
みんなの頭上ではばたいているのだ。

話しは少し変わるが、
芸術は歴史の流れのなかに
くさびをうってこそ価値がでる。
これは抽象的な意味だけでなく、
金銭的なことでも。
この本にそのようなことが書かれていて、
Rと(Rに貸したのだ)、
なるほどねえと話したことがある。
サザビーズ  「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術
サザビーズ 「豊かさ」を「幸せ」に変えるアートな仕事術
「ブラック・マシン・ミュージック」は
音楽の歴史のなかのくさびをとりあげた本だ。
だが、そのくさびは誰がいったい打ったのか?
1本なのか、
いや、大きいのが1本に小さいのが5、6本?
そんな感じだ。
どんな感じだ! と思ったひとには、
ぜひおすすめですよ。

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posted by ガリバー at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ガリバーのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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