2009年07月10日

Horehound/THE DEAD WEATHER

Horehound
狂おしき薫り
THE DEAD WEATHER


「1月に占いしてから半年が経ちまして、ええと、今は7月になりました。…あれ? ほんと? 何月だっけ?」
「昨日は七夕」

「ああ、七夕だったんだ。じゃあ、夏も真っ盛りということで、この黒い暑苦しいJK行ってみようか」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「このアルバムってどういうアルバムかわかる?」
「(占っている)…ふんふんふん!」

「なに?」
「そうだね」

「これね、Rも認めている有名なひとのニューバンドなんだよ、ニューバンドっていうかニュープロジェクトね」
「そうなの?! そのわりにはあまりパッとしないJKだね」

「あ、そう」
「なんかサントラみたい。おまけでやってるような雰囲気じゃない?これ」

「そんなことない、らしいよ。すごい才能同士が集まってやってるアルバムらしいんだけども」
「へえ、でもあんまりうまくいってないような感じがするね」

「え、そうなの。めちゃくちゃうまくいってるふうなことを雑誌で読んだりしたけど。じゃあ、どんな感じでうまくいってないのか教えてよ」
「そういう有名なひとたちが集まってやったんだとしたら、そうだな、みんなそれぞれの1+1+1とか、そういう個性が合わさっても合計した数にならなかったみたいな感じかな。ギューと集まってきた数がバーンとはじかれてバラバラになって星くずのようになって空に飛んで星になったみたいなさ」

「ふーん」
「で、しかたないからその空の星の写真をパシッと撮ってアルバムにした感じというかね、そういうふうな印象をうけるな」

「あー、そうなんだ」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「つまり言いたいことは、その、力の結集、ドスコイ! みたいな感じじゃないような気がするってこと」

「俺なんか、ここに参加しているひとの中に好きなひとがふたりいるから、すごいかっこいいロックンロール・アルバムが聴けるんじゃないかなー
なんて期待してんだけどね」
「じゃー聴いてみてよ」

「まだ聴いてないんだけど。そういう点ではどうよ。俺の好きな感じのロックアルバムだったらRだったら知ってるでしょ」
「ええ、でもこの占いってさ、なぜか一般的に見て良いか悪いかしかわからないからさ」

「あー」
「ガリバーの好みに合わせられないよ」

「なるほどね。久しぶりだから忘れてたよ。一般的に見てどうかっていう占いしかできないんだったんだね」
「最大公約数っていうかね」

「なるほどね」
「不思議だよねハハ…ハハ」

「フフ…」
「エヘ、エヘ…エヘ、エヘ…(ガリバーの変な笑いの真似をしている)」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「じゃあ! ヴォーカルのひとはどうよ?! ヴォーカルのひとの才能とかスキルとか、そういうものは全開に発揮されてる?」
「う〜ん…。あのー、プロデューサーのせいか何かわからないけどね、…せっかくの個性が意味をなしてない感じがするっていうかね」

「あー、でもこのヴォーカルがいなかったらこのプロジェクトってなかったようなもんだと思うけどね」
「そんな内部事情は知らないけどさ。でもなんか新しいことはやろうとしたと思うよ。たしかに。それはそう感じる」

「うん」
「でもそれがいまひとつうまく行かなかったような感じがする」

「そうなのか。まあ、それでも俺は期待して聞くんだろうけど。俺の期待しているものっていうのは、やっぱり、すごいスタンダードなロックの力強さを持ちつつ、現代的なニュアンスもあって、なおかつ未来に切り込んでくみたいなアルバムなんだけどね」
「ガリバーが今言ったこと以上に、もっと革新的なことやろうと思ったと思うよ」

「ビジョンはそういうレベルじゃなかったんだ?」
「うん。もっともっと、新しくしたかったと思うね」

「どんな?」
「ニューヘビーロック。わかんないけど」



ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「ニューヘビーロックか。始まりとしてはすごい野心的なアルバムだったんだね」
「なんかすっごいヘビーな感じにしたかったと思うな」

「ふーん。あくまでしたかったと?」
「その情熱の残骸が残っているアルバムという印象を受けるかな」

「なるほど」
「いまのはちょっと言い過ぎな感じだけど。……なんて言えばいいのかな? ちょっと痛々しいアルバムかな」

「わかったよ。まあ、ひさしぶりの音JKなのに爽快な占い結果を得られなかったのは残念だけど」
「でもね、このアルバムはイマイチだったかもしれないけど、精神的には得るものがけっこうたくさんあったと思うよ。それに、意味があるプロジェクトではあったと思う。何かをもう一息乗り切ることができたら、次にはすごいことが待っていたかもしれないね。あ、もしかしたらこれ続けるなら、次はすごく良くなる可能性もあるしね。お互いの個性が強過ぎたのかもしれないね」

「なんか会社の失敗したプロジェクトの飲み会の席での、なぐさめの言葉みたいじゃない」
「当たってるかどうか知らないよ」

「そんなのいいよべつに。占いだから。俺は聴くし」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


夏が近づいてきて、
ムシムシ暑くなると冷えたビールをグイッとやりたい。
だけど僕はアルコールがからっきしダメなので
グイッとロックが聴きたいのである。
THE DEAD WEATHERは美味しそうだ。
Rの占いによるとそうでもないらしいけど…。

僕は(すごく個人的な見方ですが)ロックって感じのザ・キルズは好きで、ブルースぽいホワイトストライプスの音にはあまり興味がない。だけどジャック・ホワイトはカッコイイと思っている。時流と関係のない、自分の内側から出てくる創作欲に忠実な作品をつくりつづる姿勢が渋いと思う。
だからキルズのアリソンとジャックが組んだこのバンドは気になる。
占いは占いとして、僕は買うだろう。
そういう無茶を(小さい無茶ですが)やりたい季節なのである。

ちなみにRはホワイトストライプスは結構好きみたいです。
なぜかっていうと、どこかで彼らの曲がかかると、
Rは必ず「あ、これけっこういいね!」と反応するのです。
誰が演奏しているかも知らずに。
でもかならず。

みなさんは季節の変わりめ、
どんな気分ですか?


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posted by ガリバー at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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