2009年11月12日

RADITUDE/WEEZER




「今日はウィーザーなんですけど、えー、どうですか?犬が飛び跳ねてすごく元気そう」
「うん………なんというか、どことなく…、駄作の香りが、しますよね」

「え! でもね、ウィーザーってね、基本的に駄…! う…」
「今、ガリバーも“基本的に駄作”って言おうとしなかった?」

「いや、ちがう!…いや、あのさ、駄作だとしてもね、ウィーザーの場合は、」
「それでいいの?」

「うん、それでも揺るがない柱があるから。ウィーザーの場合は。俺なんかそれが聴ければ満足だよ」
「へえ、どんな柱?」

「うーん。ポップな泣きメロっていうかさ」
「うん、そうだと思った。そんなかんじだね」



ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「でさ、ポップな泣きメロって言ってもさ、そんなの他のバンドもみんなやってるわけよ。たとえば売れるプロジェクトで歌わされてる…」

( R、心ここにあらず。ボーとした顔。)

「ちょっと聞いてる?! 俺の話。クソー、なめた態度とりやがってー!」
「いや〜…、今、ガリバーの長い話がまた始まったなと思ってさ…」

「じゃあ、いいよ、テキパキ話せばいいんだろ。(ここから早口)でさ、アメリカの作られたロックアイドルみたいなの女の子とかだって、ポップな泣きメロ歌うけど、ちがうんだよね。ウイーザーの場合はさ、そのメロディーに生きてきた部分がにじみでてるから俺は好きなんだよね。身についてるっていうかさ。で、今回もそれは変わらずあると思うんだけど、どう?」
「あのー、2重線みたいな、そういう感じがする」

「2重線?!」
「このWEEZERの(JKの)赤と白の2重線のような」

「どういうこと? よくわからないんだけど」
「まるで自分たち泣きメロを、タイムスリップしたやってきたもうひとつの自分たちがコピーしてるかのような感じだね」

「はあぁ。そんな感じがするわけですか…」

ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)


「じゃあさ、なんでそんなことになったんだろう?」
「うーん。なんでそんなことになったんだろうね?」

「なにが見える?」
「えーとねー、ちょっと待ってくださいよ。…他のバンドによくあるみたいに、変化したかったとか、大きく変化させようとしたとか、そういうわけじゃないみたいなの。ただいつもの調子でやってたらそんなふうになっちゃったの。と、思うよ」

「はあ、…」
「調子がちょっと狂ったって感じ」

「じゃあ、WEEZERといえども、いつも同じいい調子を出せるわけじゃないと?」
「うん…、そうなんじゃないかな」

「で、次のアルバムで、」
「うん」

「またいつもの素晴らしい音聴かしてくれるんじゃないかなと思うよ…って、俺までもう駄作って決めつけてる!」
「ひひひ」

「ま、ファンにとっちゃ関係ないんすよ。駄作だろうが傑作だろうがね、彼らの新しい音を聴かせてもらうってことが重要なわけで」
「あ、そ。じゃあ良かったじゃない」

「うん。良かったすよ…」




ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

「ところでさ、」
「なに?」

「どうして僕らはランキングUPできないんだろうね」
「人望が薄いからじゃない」

「あ、そ。…じゃあ、どうすればいいんだろう」
「性格だからしょうがないよ」

「たしかに俺たちは何も出来ないくせに傲慢なバカかもしれないけどさ、でも、これUPするのだって大変だぜ? もう少し報われたいっていうかさ、そういうふうに思うじゃない」
「ああ、そうね。でも、今みたいな態度がランキングバナーからみんなのマウスを遠ざけているんじゃないのかな」

「だったらRももうちょっとリップサービスとかしろよ」
「よろしくお願いします」

「なにを」
「人気ブログランキングで1位になってみたいので、押してください」

「みなさまのご協力をお願いします」
「お願いします」

「…… 犬
「… ドコモ提供


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ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

ウィーザーの1枚目を買った日のことはよく覚えてる。
ポーティスヘッドの1枚目と、もう1枚何かを買った。
CDラジカセに入れて部屋中に響く大音量で聴いたのだ。
ポーティスヘッドと交互に何度も聴いた。
両バンドともかすかな抵抗感とともに
新鮮な音だなー、面白いなと思ったのを覚えている。

今では音楽よりも
食生活のほうで新鮮な衝撃を受けることが多い。
この2年続けてきたマクロビオティックもそうだし、
最近始めた、ロー・フードなんかかなり新鮮だ。
とんでもない抵抗感があったけど、
心をゆだねてしまえばこんな心地よいグルーブはない。

俺の場合、最初にまずひかれつつも強い抵抗感がある
というのがマイNEWなものを見つける基準なのだ。
新鮮と抵抗感というのは近い感覚なのかもしれない。
実際、どうしても美意識に反するものもあるが。
臆病なゆえに慣れ親しんだものが好きな人間は、
自分の囲いの外側に目を向けるといいのだろう。
世界は広いということをいつも忘れてしまうから。



posted by ガリバー at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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