2009年01月12日

TONIGHT/FRANZ FERDINAND

Tonight
Tonight
FRANZ FERDINAND

「あけましておめでとうございます! 音楽JK占いです。今回はフランツ・フェルディナンドの新作なんですけど、」
「いまガリバーの前ふりがあまりに長すぎて3回録り直したところ」

「ああ、フランツフェルディナンドについて語ってたら10分くらい語ってしまってね」
「ひとりでね フリーダイヤル

「じゃあ、今回は前フリ抜きでいきなり占いね、いい? じゃあ、いきなりだけど、この新作は1stと2ndとはまったくちがうものなのか、それともこれまでと同じような内容がつづいているものなのか占ってくれる?」
「なんだっけ…。さっき1回言ったからわすれちゃった」

「さっき言ったのはね…、」
「…ああ、そうだ。パッケージを剥がされたようなアルバムになりかけてきていると思うって言ったんだよね」

「『フランツ・フェルディナンド』という、これまでパッケージングされてきたものが剥がれてきてるということなんだよね?」
「そう。あのビニールコーティングされてたのがちょっと剥がれて、というような感じで、よりフランツフェルディナンドらしいアルバムになったと感じるよ」


ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

「なるほどー。それは具体的にどういったところが? 際立っている何かがあるんだろうか?」
「全体的なフォルムの問題だと思う」

「は〜」
「音の感じとか、」

「なるほど」
「全体的の印象なんだけど、前までのフランツ・フェルディナンドはきれいに包まれてて、」

「うん」
「もちろんそれはフランツ・フェルディナンドの魅力をだすために選ばれた包装紙だったんだけど、それと一体化してフランツ・フェルディナンドっていうものになっていたわけだけど、今回はその包装紙をつけなかったという感じかな」

「ふ〜ん」
「だから今までよりもデコボコして聞こえたりとかザラザラして聞こえたりとか、まあ聴きづらかったり、あまりキャッチーじゃなかったりっていうところがあると思う」

「うん。そうやって聞くと、俺なんかは逆にすごく聴きたくなるね。このバンドのファンとして」
「ふうん」

「やっぱりフランツ・フェルディナンドってよくも悪くもすごく構築されて完成されてるバンドだと思うんだけども、いまRの言ったようなことがあるんだたったらぜひ聴きたいね。もっと愛着もてると思うねこのバンドに。それか全然自分の好みじゃなくて、好きじゃなくなるかもしれないけど、でもとにかく聴いてみたいね、そういったアルバムであれば」

ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

「それから、ちょっと走り過ぎている感もあると思う」

「先走りしてると?」
「うんうん。1回パッケージはがしたところをゆっくり落ちつけて今のぶん1枚だして、次のアルバムで今回やりたかったことをやってもよかったんじゃないかと思うけど、そういう2枚分合体したような感じになっていると思う」

「ああ。それだけ抑えがきかなかったかもしれないよね」
「うん。そうかもしれないね。占いはこんなところかな」

「楽しみだよ。Rの占いが当たっているとしたら、今までファンだったひともファンじゃなくなるかもしれないし、より好きになるかもしれないね」




ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

新年第一弾の占いをしました。
今年の僕の抱負は、……なんだろ? 僕の抱負は、
ああ、「アクティブ」です。
クラブイベントももうすでに新年開けてから2回行きました。
大沢伸一さん、サイコーでした。カッコイイ人だ。
Rは、テクノにハマっています
「Rは絶対エレクトロな人間なんだよ」と
僕が教えてあげたせいでロック離れしているようです。
つられて僕も最近はテクノばっかり聴いています。
過去にないこの音楽熱に浮かされ、
朝起きるのが毎日楽しみです。
出勤途中のipod(Rが懸賞で当てた最新式のやつをくれた。
Rは古い型の白い延べ板みたいなipodがお気に入りで
今時白いヒモで首からぶらさげて聴いている)で
音楽を聴くのが楽しみだからです。
こう考えると、俺はこの数年、音楽というものを
本気で聴いてなかったなと思いました。
ハッピーーニューイヤー!
今年も1年よろしくお願いします。

リボンリボン Newsです!リボンリボン

それから、なんとRがmy spaceを始めました。
いま、曲が2つUPされているらしいです。
フレンドなんかもできて楽しくやってるみたいです。
僕は、去年の1月に開設したんですが、
まだ1曲もUpできず…。
Rがmy spaceの話をすると、おもしろくありません。

Rのmy space…みなさん、よかったら遊びに行ってみてください★ blogでは詩をUPしているそうです。

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posted by ガリバー at 23:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

ANDRE GALUZZIでカウントダウン

2008年12月31日、俺とRは渋谷のクラブ“womb”にいた。
ミニマルテクノの実力派、ANDRE GALUZZIのプレイを体験するために。

2009年へのカウントダウンにむけて
フロアはひとの数が急激に増えていく。
その数は半端ではなく、
踊ることはもちろん動くこともむずかしい。
周期的に押し倒されるような波がやってきて、
誰かが転べば大事故につながりかねない危険な状態だ。
だけどそんな必死な危機感を持っている俺のよこで、
Rが楽しそうな笑顔をしていて驚いた。
よく見るとみんなも苦しそうながら楽しんでいるようだ。
俺は蒸し風呂のように暑く、煙草くさいこの場から一刻も早く脱出したかった。
ふんばる足元は
ビールかコーラでベタベタしていて気持ち悪い。
そういう状況で聴くミニマルテクノは
俺にとって苦痛のBGMだった。

ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

壁には大きなデジタル数字が表示される。
あと15分…10分、あと5分…。
カウントダウンが終わればすぐに帰ろう。
帰れると思うと、
心なしか単調なリズムも盛りあがって聴こえる。
アナウンスが流れる。
「Are you ready Tokyo〜〜!?」
10、9、……3、2、1! 
ハッピーニューイヤー!

(ぜひ一番目の動画を流したままで、こっちも再生してみてください。音が、その場と同じような臨場感になります)

ライトアップされたフロアにキラキラ光る紙吹雪が舞う。
透明の巨大なビニールボールがみんなの頭上を跳ね回る。
俺も笑顔のRに叫んだ。
「ハッピー・ニュー・イヤー!」
「ハッピー・ニュー・イヤー、ガリバー!」
「じゃあ、そろそろ出ようか」
「えーッ! ここからもっと良くなると思うよ」
『もっと』って、、、俺にはそうは思えない。
カウントダウンに入るまで1時間くらい聴いていたが、
延々とリズムが繰りかえされるだけで、メロディのない、
盛りあがりどころがよくわからない音楽である。
Rを含む周囲の何人かは「ココきてる!、カッコイイ!」などと、ANDRE GALUZZIの音を理解しているようだが、俺にはわからない。
唐突だが家に帰ったら曲を作ろうと思った。
リズムレスにしよう。
ギターで弾き語るメロディアスな音楽を作ろうと思ったのだ。
なぜか妙にクリエイティブな気持ちになったのは
テクノじゃない自分を再確認したからだ。
Rが帰るのを拒否するので、
ジャンケンで決めようということになった。
俺が勝った。
「遅だしだ!」と騒ぐRを引っぱり出口へ向かうと
…ガーン! とても出られる状態ではなかった。
カウントダウンが終わったらすぐに帰ろうとする無粋な奴らが、団子状態で出口につまって微動だにしていない。
その衝撃的な光景に俺は神の意志を感じた。
『まだ残れ』と。
2008年までは俺の幼年期だ。
理解出来ないことを放棄するのを自分に許して来た。
だが、2009年からは
未知のことにコミュケーションしていくのだ。
一瞬の間にそう告げられた気がした。
「もどるか」
俺のあっさりした態度に疑問を持つこともなく、
Rはうなづくと先頭をきって
逆流してくるひと波をかきわけていく。

ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

ANDRE GALUZZIの音に身をまかせると、
ときどき妙な気持ち良さを感じるときがある。
音の強さが気持ち良いのだ。
曖昧でなく確信を持って鳴らされる音に、従いたくなる。
たしかにANDRE GALLUZZIの音はカッコイイ。
生きざまがにじむ音だ。
出している音とANDRE GALLUZZIに矛盾がないからだろう。
だが、まだ俺の精神は
ミニマルテクノをとりこみ、
快感へと昇華させることを拒んでいる。
これはなんだろう?
異星人と自分は、宇宙の中で同じ存在だと
理解できないのと同じではないか。
音楽はすべて音楽であり、クオリティが高ければ
どんなジャンルでもコミュニケーションをとれるはずだ。
自分のかたくなさに気づいたとき、
成長しようと心に決めた。

ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)ー(長音記号2)

午前2時すぎまで踊るとさすがに疲れて来る。
足も痛くなってきた。
Rに「帰らない?」とたずねると、
「いいよ」と憐れみの表情で同意してくれた。
元旦の渋谷の空気は顔が切れそうなほど冷たい。
Rと「どうだった?」と歩きながら話す。
Rはまだ少しいたかったらしい。
俺はミニマルテクノから解放された喜びと同時に、
言葉にするのがむずかしい感情があった。
ANDRE GALUZZIの音楽は好きではないけど、
嫌いというほど単純な言い方はできない。
映画2001年のオープニングを思い出す。
原始人が初めて石を道具として使い始め
骨を叩き割る瞬間が描かれる。
それはさりげなくも大きなドラマだ。
あの感じに近い。
つまり俺にとってはけっこう衝撃だったということ。
俺の幼年期の終わり。
ANDRE GALUZZIというモノリスの到来によって
ニューイヤーが始まったのだ。


幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

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posted by ガリバー at 00:05| Comment(4) | TrackBack(0) | ガリバーのひとりごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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