「えー、音JK占いブログ。さあ、さっそくやろう!」
「ビバ、ブラザー」
「ビバブラザー」
「ビバビバ」
「これなんでビバブラザーっていうバンド名か知ってる? ブラザーっていうバンドがあって、訴えられてViva Brotherになったの」
「よかったじゃない改名して」
「あ、そうお?」
「うん。キュートでめでたい感じがしてね」



「どう!? この、自分たちのバンド名がウィンドウに貼り付いたこのジャケット」
「うーん…やはりキュートだと思いますけどね」
「あ、そう」
「イギリス人ですか?」
「イギリスのロックバンドね」
「まさにそんな感じだね」
「どうすか、この、音のかんじとしては?」
「うん…。あー…うん、そうだなあ ………なんか、ひさしぶりだから何もかんじないな…」
「つーか、このジャケットだから何も感じないんじゃない? このジャケット、だめなんじゃないかな?!」
「この占い…どうやってやったのか思いだせないの」
「…」
「ちょっと待ってよ」
「うん」
「…………」



「あッ、…パブサウンドだね!」
「!…」
「見たままだけど。アハハ!」
「フッ、パブサウンド、…パブサウンドね…」
「アハハハ」
「…それ占いになってないんじゃないの〜」
「いいじゃない。ここからやっていきましょうよ!」
「わかったよ」



「で、次の質問は?」
「このひとたちが、えー」
「そうだよ、そういう詳しい質問してくれたら出てくるかもしれないよ」
「彼ら、天下とるって言ってるんですけど、ま、イギリスのバンドってあいかわらずそういうバンド多いんだけど、」
「…う〜む、このままだとむずかしいかもしれませんよね〜」
「あ、そう」
「このままだと」
「もっと…?」
「これはまだ、あのー、潜在的にすばらしいものを持っていたとしても、100とか10あるうちのバンドのひとつにすぎないかんじがするというか…」
「うん」
「本質的なとこで天下とる感じはまだあんまししないの」
「あ、そう」
「うん」



「どういった部分が弱いのかな。」
「あたらしいなにかを、別の視点、…あ〜、なんて言ったらいいのかなあ! つまり、ほかのバンドとはちがう視点では、まだ世界が見えてないって感じがするですよ」
「なになになんだって?」
「予想範囲内でのあたらしさというかさ」
「アッ、そうなんだよね! だいたい天下とるとか言ってるイギリスのバンドの音を聴くとさ、これ天下とったバンドの音のマネだろうみたいなことやっててがっくりさせられること多いんだけど」
「と同時に、というか逆に、みんなと同じ地平線で見ているから、受け入れられやすくはあると思うんだけど」
「うーん」
「もっと斬新でもいいんじゃないかって気がしない? とくにこれからはさ、びっくりするような音を聴かせてほしいよね。なんじゃそりゃ!?っていうくらいのさ」
「だけど、彼らの天下とるっていう意味はさ、みんなに受け入れてもらうっていう意味なんじゃないの」
「じゃ、これでいいのか」
「うん。いんじゃないか」



「でも、やっぱり考えてみれば、オアシスとかだったらさ、…もっと、ガツンとみんなの頭にトンカチを降ろしてくれたじゃない」
「うん」
「そういうサムシングは、どうなんでしょうかね? ないように僕には思えるんだけどもね」
「オアシスも元々はその(みんなと同じ地平線上)路線からいったんじゃないの」
「そう?」
「うんたぶん」
「そうなんだ? 受け入れてもらって、」
「おんなじ地平線のところから巨人のようにグオーンと上に立ち上がったって感じ」
「あー、そう?」
「べつにとくに斬新だったわけじゃないと思う」
「斬新だったわけじゃないね」
「あたらしさより特別な才能だと思う」
「あー」
「センスとかいう問題じゃなくて」
「なるほど。センスだけで生き延びてるバンドもいるからね。俺はそういうの好きじゃないけどさ。じゃあ、このバンドはどう?才能? センス?」
「才能かな」
「うん」
「でもセンスも自信あるから天下をとるって言ってるんだと思うよ」
「うん」
「個人的にはこのひとたちは才能のほうでいったほうがいいと思うな」
「あ、そう。なるほどね」
「もっともっとどっしり腰をおちつけてやっていったらいいと思う」
「わかりました。はい。じゃあ、文字起こしが大変になるんで、これくらいでおわろうか。」



最近、虚無状態におちいっている僕はロックよりも、
海外ドラマ「Glee」のほうに心が熱くなる。
聴いてるだけでウォーとなるロックを聴きたいなと思い、
タワレコなどで試聴しまくるのだが、あまりピンとくるものはない。
これはたぶん現在のロックがというより僕自身の感性が鈍ってるのだろう。
震災後さして能動的になにかを始めるでもなく、
なにもせず今にいたっている自分にうんざりだ。
そう思う。
実際、「Glee」の音楽が良いとも思えないから。
悪いわけじゃないけど。
ひさしぶりに音JK占いを始めることでロックを聴く姿勢になるといい。
どのバンドの音に胸が熱くなるならないとかは自分自身の問題なんだと思う。
求めなければ与えられんというやつだ。
今後はRに(最近売れっ子なので)ギャラを払い
『血液型別、今月に聴くべき音の方向』というのはどうかと考えています。
あとは僕のオリジナルソング。
それは誰も望んでませんか。
ああ、僕のイラストは定評があるので、
Tシャツの販売も考えています。
夏も終わりそうだからトレーナーもいいですね。
これは『Say Hello Strangersプロジェクト』のひとつです。
それでは今後の音JK占いブログに御期待ください!
押してくれるとうれしいのね
